よるのおわり

日々を愛でる

空気

朝、言問通りの坂をのぼったところで、空気が変わった。自転車に乗ってウインドブレーカーを着ていても、服のなかからはっきりとその生暖かさを感じるような。

時間や場所など、何によるものなのか、よくわからない。ひとつ言えることは、この日はそれから後ずっと暖かく、昼過ぎに夏のような雨が降ったこと。

空気の変化があまりにも急だったから、私はもしかしたら死んだのかもしれないと想像してみたりした。寒さも乾燥もない世界へ。でも長く居たら退屈しそうだ。