よるのおわり

日々を愛でる

朝のはじまり

間接照明が照らす室内から,重たいカーテンを開けて,いつのまにか外が白んでいるのを見る.そういえば雨の音ももう聞こえなくなっている.まだ暗い影に覆われた街と,ねずみ色の雲のあいだに,ちょっと赤みのさした空が光っているのを見ると,ああ大丈夫,なんとかなる,なんとかなる,と思えてくる.