よるのおわり

日々を愛でる

タリン1日目

朝早起きして,7時半のフェリーに乗るために港に急ぐ.30分前にはゲートが閉まるらしく,ホテルから港までは20分くらい.ホテルの朝食は6時半から.朝食がおいしいらしいのだけれど,泣く泣く諦めて,その代わりに果物とスムージーだけもらい,街中のコンビニでパンを買って,トラムに乗る.

フェリー乗り場ではカウンターに長蛇の列ができており,時間はすでに6時50分.ここまでか…インターネットでチケットを買っておくべきだった…とあきらめかけるけれど,意外にも列が早く進み,無事にチケットを買える.並んでいた人たちも全員買えたみたい.良かった.

フェリーのなかでは,端のほうにあるソファーの席をみつけて,パンとスムージーを食べる.Rはそのまま眠ってしまう.フェリーの内部を探検してみると,カフェと座席が一緒になった同じような場所,ラウンジ,客室,甲板,エンターテイメント,ショッピングエリア,なんでもそろっている.

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10時には,船はエストニアに到着.徒歩でタリンの旧市街へ.街のなかを歩きまわり,クリスマスマーケットをひやかし,お腹も減ってきたところで,レストランへ.開店前から店の前で待っていたら,予約なしでも入れる.すてきな店内でおいしいお昼.

その後も旧市街を歩きまわり,お店を冷やかしたりしながら,アパートメントホテルのチェックイン時刻の15:00頃に,いったん街をあとにする.しかしたどりついた先ではオーナーがまだ部屋を掃除中で,レセプションでしばし待つ.30分後,やっと部屋に入れる.コーヒーを入れてお菓子を食べ,寒さと,歩き回った疲れをやわらげる.

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夕方にまた旧市街へ移動する.大聖堂は寒空に神々しく伸びており,砲塔は片面だけ真赤なイルミネーションで飾られている.博物館を見る.入り口で放映しているエストニアの歴史のVTRが,不思議な雰囲気の味があって非常に楽しい.18時に閉館した後,ロビーのグランドピアノを一心に弾きはじめる男の人.しかもやたらとうまい.職員さんは気にせず閉館の準備をしている.どういう関係なのだろう?

夕飯に,クリスマスマーケットでソーセージを食べてホットワインを飲む.その後,港のほうまで移動し,スーパーマーケットで翌日の朝ごはんと,ホテルでちょっと飲み直すためのビールとおつまみ (ブラッドソーセージ) を購入.北欧に比べてあきらかに物価が安い.感動するくらい安く感じてしまう.

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ホテルに帰りつき,ソーセージをパプリカと一緒に炒めて,ビールを飲みながら食べる.旧市街の地図を見ながら,あれだけ歩いたのにまだ行っていないところがたくさんあることに気づき,翌日まわることにする.

朝早く起きて,長い距離を移動して,たくさん歩いて,なかなか疲れた一日だった.翌朝はゆっくり寝られるのがうれしい.ろうそくを吹き消して,Rと一緒にベッドに入り,すぐに眠りに落ちる.

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