よるのおわり

日々を愛でる

猫の横断

信号待ちをしているとき、交差点をはさんで向こう側の歩道を、猫が待っていた。歩行者信号が青に変わって、猫が踏み出そうとすると、左折車が立て続けに通って、猫は渡れない。車が行ってしまって、青信号が点滅をはじめたとき、猫はちょっと周囲をうかがってから、たたっと横断歩道を渡って、向こうのほうに消えていった。