よるのおわり

日々を愛でる

秋の帰り道

陽が沈む直前の道を歩いて帰った。いつもは通らない道で、左側に広大な公園(森?)が広がっているのを知った。今度歩いてみよう。右手の見晴らしの良いセレモニーホールでは、結婚式をやっているらしく、礼服姿の若い男女がエントランスの外で談笑していた。

お墓や亜熱帯の森はピンク色の夕陽に照らされてぬらぬらした色に染まり、ふと踏み込んだ公園では、秋らしく一面に茂ったネコジャラシの穂が最後の光を浴びて、そこだけ白く輝いていた。