よるのおわり

日々を愛でる

歳月

学部を卒業してからもう10年になるのだけれど、当時の少なからぬ時間を一緒に過ごした人びとと、わりと大規模に集まった。人によっては本当に10年ぶりで、住んでいるところやライフステージはいろいろに変わっていたけれど、見た目や雰囲気は昔のままで、おしゃべりをはじめるとすぐに、10年の歳月は消し飛んでしまった。さっくり帰るはずだったのが、朝まで残ってしまった。ひさびさに存分に歌い (当時はみんなで残ることはなかった!)、満足した。

 

始発の電車を待つときの身を切るような空気の冷たさと、つま先のじっとりした冷え。オール後の頭のふにゃふにゃ感 (しかし今回は、Lの夜泣き対応のため、細切れ睡眠に慣れてしまって、あまりつらさは感じない)。そしてシャワーを浴びて布団に潜り込むときのほっとするぬくもり。

そういえば、夏にオールをしたあとは、全身ぐでんぐでんに汗をかいて、明け方のぬるい紺色の空気のなかに、今日もまた始まる1日の熱気を感じたりした。

10年前に戻りたいとは思わないけれど、すてきな日々を過ごしていたなと思う。

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