よるのおわり

日々を愛でる

風雨のち快晴

保育園のお迎えのときに、日が暮れる薄暗い川岸で、冷たい風に雨が叩きつけられて、折りたたみ傘はバサバサとしなった。水面には波が立ち、浮かんでいるカモはひたすらじっとしている。4月なのに真冬のよう。これなら水中のほうが温かいのかもしれない。ふと、北欧の国で過ごした2月のことを「あそこもこんな感じだった…」と思い浮かべる。

翌朝は快晴。カーテンを開けると、窓とカーテンの隙間で熱せられた空気がもわりと落ちてきた。温かい。

洗濯物をめいっぱい留めた重たい洗濯物干しを抱えて外に出て、雲ひとつないまぶしい太陽を浴びて、そのあとすぐに屋内に戻ると、洗濯物の重さも痛いほどの陽の光もなくなって、自分の体がふらふらするように感じた。