よるのおわり

日々を愛でる

mind

耽溺

不幸せなふりをしたり,殺伐を演じたり. そういうことをしていると,本当にそうなってしまう. そんな状況に甘えて,さらに「ふり」をしつづけようとする. そうすると,だんだん,それが普通になっていってしまう. 耽溺も別に悪くはなくて,惨めに見える…

逃げる

逃げればよろしい. あるいは,逃げたことにしてしまえば良い. 面と向かってぶつかっていくべきものなんて,そんなに多くない. ぶつかっていった時点で,実はすでに負けている. その枠組みのなかで闘うことに決まってしまったわけだから. 勝ちたくも負け…

直感

直感は案外当たる. 特に,人間どうしの相互作用が関わってくる場面において. 人は「論理的な思考」で行動や思考に理由をつけたがる. そして現代は,この思考が過大に評価されている時代であると思う. 私は,そんな時代の申し子である. 論理的な思考は,…

好意

基本的に,好意というのは本当にありがたいものだと思う. しかし,それは同時に,怖いものでもあると思ってしまう. 好意に応えられず相手を失望させてしまうのが怖いのか. それとも,好意が途絶えたあとを想像して怖くなるのか. そして,好意は,受ける…

そのままを受け入れる

何でも思い通りにしたいと考えると,きっと苦しい. だって,自分すら思い通りにならないのだから. 周りがそうなっていたとして,それはそうなんだと受け入れる. 自分の状態だって,同じように,受け入れる. 最近,やっとそういうことができるようになっ…

言葉の軽さ

私にとって,話された言葉は,書かれた言葉よりも軽い. だから,よく油断して間違いをする. その存在がふわふわしていて,つい注意が浅くなる. そして,そうすると,話された言葉はとたんに重さをもつ. その重さが,私を長いこと苦しめる.

続・したいことをすればいい。

したいことをすればいい。というのが,ここ数年の最重要テーマだった. それは私にとって正しい気の持ちようだった. このヒトコトによって忘れていた気概が思い出され,人生の選択と決断に大きな影響を与えた. しかし,私は「したいこと」にこだわりすぎて…

呪いの言葉

呪いの言葉に反応してはいけない. 人が呪いの言葉を発しているのを目にしたとき. 自分が自分に向かって呪いを吐いているのに気づいたとき. 認識は,自動的にしてしまうもの. しかし,さらに反応してしまえば,呪いの存在を内側に呼び寄せることになる. …

オウム返し

同じ話題を自分にも問うてもらいたいから,人は質問をするのかもしれない. そうだとすると,オウム返しの効用を見直すべきときが来たかもしれない.

睡眠あるいは朝の効用

さみしさや弱さに襲われたら,さっさと寝てしまうが良い. 次の朝には,どうしてそれらが襲ってきたのかすらわからなくなっている. それは対処療法であって,根本的な解決ではないと言われるかもしれない. でも,生きているかぎり,それらを解決することは…

強く生きろ

とある敬愛する先輩との別れ際に,ツヨクイキロ と言葉をもらったことがある. 実際,その時期,私は強く生き,心をすり減らしながらもそれ以上のものを得た. その頃,強く生きるとはどういうことなのか,わかっていたような気がしていた. しかし,振り返ってみ…

蔑みや怒り

外界からの刺激に反応する前に,タイムアウトをとって感情を観察してみた. そして,自分の心が,いかに蔑みや怒りに支配されているかを知った. もちろん,私は,これらの感情を望まない. しかし,抑えようとしても,それらはつぎつぎ湧いて出てきた. な…