よるのおわり

日々を愛でる

カラスの巣

「カラスの巣があるため通行禁止」という手書きの看板の横の木の上に、たしかに鳥の巣らしきものがある。前を通るたびに見上げていたら、このあいだやっと、本当に巣の中にカラスがいるのが見えた。

初夏に変わりつつある春の朝の、太陽がぞんぶんに差し込んでいるところ、すこし涼しい風に吹かれて、親鳥の大きいクチバシに並んで、中くらいのクチバシが2つ3つ巣からのぞいている。小さかったときには巣に隠れて見えなかったのだな。

気持ちよさそうだな……と思いながらしばらく見上げていた。