よるのおわり

日々を愛でる

無人販売

大きなビーツが農協に売っていたのを買ってきたので、ボルシチを作りたいなと思っていたけれど、ジャガイモだけ昨夜の料理に使ってしまっていた。ふうむ…と考えたとき、家のすぐ近くに、本当に数日前から無人販売所ができていたのを思い出した。休日の早朝、ちょっと家を出て、そこまで歩いていく。

たどり着いてみると、その横に自動販売機まである。いつできたのか? それとも昔からあったんだっけ? 記憶は不確かである。そして、肝心の棚の上に、ジャガイモだけ4袋ほど残っているのをみつける。やった。100円を入れて、1袋持ち帰る。

帰って来る途中、オオコウモリが飛び来て、ばさりと電線にぶらさがった。茶色の翼が薄くなったところに早朝の空の濃い青が重なって、きれいだった。夜のあいだジャガイモを出しっぱなしにしておいても、ネコやオオコウモリに食べられたりしないのだろうか。