よるのおわり

日々を愛でる

最後の朝の町内放送

引越しの朝、トイレのなかで朝の町内放送を聴いた。6時に家の前のスピーカーから流れる朝の町内放送は、迷惑というよりはむしろ、1日の始まりのペースメーカーだったり、この家に帰ってきたという懐かしさを想起させるものだった。3年の月日を思い出して感傷的な気分になるだろうか…と聴いていたけれど、そんなことはなく、おそらく、関東以上に強い自粛の空気や、ここしばらく遠出をまったくしていない現状が、日時を非現実なものにしているらしかった。