よるのおわり

日々を愛でる

道端でゴボウを折ること

Lを予防接種に連れていき、あっという間に終わる。次の病院の予約まではまだ時間があるので、ひと駅分歩いていくことにした。いつもは自転車で通り抜ける線路沿いの道を寄り道しながら歩いていく。すると、これまで見たことのなかったコーヒー豆屋さんが現れ、暖まりがてらなかに入って豆を注文。焙煎するいい匂いをかぎながら待っていると、それだけでだいぶいい時間になってしまった。そこからもうちょっと歩いて駅に到着し、懐かしの匂いのするカルダモンロールを購入して電車に乗って、次はLを歯医者に。終わった頃にはだいぶお腹も減っており、蕎麦屋さんに行ってお昼にする。その後、いろいろ買い物をして、早めに帰ってきた。

ぽかぽかした日、古都のほうに行くことだけ決めて、特に目的も決めずに歩き出した。途中、お寺に入ると婚礼をやっており、なかなか荘厳な雰囲気。お汁粉を出すトラックが出ていたので休憩。お寺を出て歩いていくと、道端で、じゃがいもと玉ねぎを自由に持っていってくださいというのがある。ゴボウは50円。安いスーパーで買ったらこれくらいかなというくらいの気持ちばかりのお金を入れて、ありがたくいただいていく。北海道の知人がたくさん送ってきたそうな。泥のついたゴボウはけっこう長く、ビニール袋から飛び出していたため、思い切って折ることにして、袋から取り出して横に持ち、エイヤッとふたつに割ったら、向かい側から来ていた若い人たちにニヤニヤと笑われてしまった。道端でゴボウを半分に折る人なんてそうそういないものね…。その後はどんどん歩き、バゲットを購入し、いつものお店でコーヒーを飲み、バスで帰ってきた。