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よるのおわり

日々を愛でる

佐々木マキ 見本帖

昨日,吉祥寺美術館に「佐々木マキ 見本帖」を観に行った.
彼のことはずっと絵本作家だと思っていたのだけれど,今回の展示を機会にちょっと調べたところ,前衛的なマンガも書いていたことを知った.どちらもとっても好みだった.


展示で特に面白かったのはふたつ.
ひとつは,下絵やアイデアスケッチが完成形の絵になっていく様子.スライドや原稿を組んでいくときと非常に似たものを感じた.


もうひとつは,彼の絵に対する私の感覚.なんというか,ありとあらゆるものが本当にしっくりくるのだった.小学校かそれ以前からずっと,佐々木マキの絵本,子供向けマンガ,挿絵などが大好きで,他のどんな作家の絵よりも印象に残っている.

だから,彼の絵にあらわれる以下のような特徴に私は惹かれるし,私が絵を描くときも,知らずのうちにそうした点に意識が向かう.
・均一な太い線で輪郭をたどった形
・ふとあらわれる奇妙な形や文字
・原色に近い色によるシンプルな塗り分け
・写実的ではないが特徴を捉えたプロポーション
・思わずクスリとするそれとないユーモア
・あるべき付属物があるべきところにきちんと来ている構図
などなど…


ついでに,モノの断面に縁がある,というのも佐々木マキの絵の重要な特徴のように思った.そして,縁や穴をきちんと持った造形を見ると,私の心はなんだかわくわくすることもわかった.


購入した『うみべのまち』は,なんとなくさみしくい夜に開いて眺めている.

http://instagram.com/p/ZiA3TNNDhw/
買ってしまった。