よるのおわり

日々を愛でる

夏の終わり

朝、明るくなるのがだんだん遅くなっている。空気もちょっとやさしい感じで、先週のようなぐわっとくる熱さがもうない。夜には草むらで虫が鳴きはじめた。

金曜なので外でごはんを食べて、ほどよい酔い加減と腹具合で線路の横を歩いて帰っていると、細い月のこちら側で電車がごーっと走り去っていって、パンタグラフと電線のあいだにパチパチと火花が散っていた。