よるのおわり

日々を愛でる

引っ越し前のこと

日本で過ごす週末はあとわずか。家の近くの古い都に足を運ぶ。真夏の熱いなか、切り通しを越えようとして道が土砂崩れで封鎖されていたり、静かな山寺をまわったり、まあとにかく静かに過ごす。

平日は追い込み仕事と家の片付けで怒涛の忙しさ。原稿はひとつ仕上げて投稿し(渡航のあとでリジェクト通知が来た)、本をいくつもスキャンし、実験の残りを片付け、レビューをいくつか終わらせる。役所に何度か足を運び、家財道具の保管や処分の段取りをつけ、いるものといらないものを粛々と仕分ける。なんと多くの本質的でないモノに囲まれて暮らしていることか……!

そんなこんなで最後の数週間を過ごす。まだそんなに昔のことではないけれど、じっとりした暑さやあの忙しさのことは遠い過去のことのように思えてしまうのだった。

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