よるのおわり

日々を愛でる

夜の海まで

カフェインの入っているコーヒーを昼間に飲み、Lも欲しいと言ったので少しあげたところ、あっというまに飲んでしまった。

そして夜、わたしもLも目が冴えて眠れない。リビングでお仕事をしているとLも起きてきて、一緒に夜の散歩に行くことになる。22時過ぎに家を出て、ベビーカーを押しながら、ぬるい空気の中をあてどなく。昼間はべらぼうに暑くて、その熱気が抜けきっていない感じ。

海を目指していくと、本当についてしまい、野外飲み会をしている人たちや、浜辺で花火をする人たち、ウェットスーツを着て夜の海に光を当てて何かを探す人たちなどがいた。本体に横向きに座って、漕ぐ人の前に縮こまるような感じで大人用の自転車に2人乗りする人たちなども見た。

家の近くに戻ってくる頃にはさすがに足が疲れて、Lはいつの間にやら目を閉じていた。眠りながら脚を跳ね上げて蚊を叩くようなしぐさをしており、後で調べてみると本当に蚊が潰れていた。器用なものである。

家に戻り、Lを布団に置いて、シャワーを浴びてわたしも布団に潜り込んだ頃にはもう23時半になっていた。たまにはこういうのも悪くない。