よるのおわり

日々を愛でる

木の下

ゴールデンウィークの終わりの頃の夕方,近所のスーパーから家に帰る途中,家のあいだの空き地にふと目をやった.奥に小さな木があって,その下に机があって,ごく軽装の,おじいさんと若い男性が,ふたり向かいあって,将棋か何かを指していた.

また別のとき,近所を自転車で走っていると,草の生い茂った大きな空き地のようなところに出た.その中央には大きな木が青々と枝を広げていて,その下ではおじいさんが農作業に精を出していた.

私も,木の下の日陰で,ゆっくりとなにか作業をしてみたいなと思う.