よるのおわり

日々を愛でる

サーモンの空

おとといの夜に雪が降り、日中も暗くて気温が上がらないので全然溶けないで残っている。朝に職場に行くとき、空がピンクから紫に光っていて、その下にでこほことした雲が控えていて、なにやら荘厳な眺めだった。昨日大きな山か終わり、やらねばならない仕事はたくさんあるものの、電車のなかでは気が抜けたようになって空だけ見ていた。でも電車が地下に入った後は何を見ていたんだろう…記憶がない。

午前中に実験を終わらせ、昼前に帰宅。植物園を通ると、裏が白いくすんだ緑の葉っぱが地面に大量に落ちており、それらが雪とくっついて、絵を描いたように広がっていた。こういうのはスマートフォンで写真にとってもその雰囲気をきちんと残せないし、せめて記憶にとどめておこうと思って、寝不足の目を見開いて通っていく。この木の名前がわかればもっと素敵なのにな。植物の名前をたくさん知っている人には憧れがある。

Lを保育園から迎えるとき、戸棚のなかにお菓子が入っている。どうしたのと聞くと、今日はニヒー(お友達)のfødselsdagだったのだそうな。たまにデンマーク語が出てくるのがかわいい。おしゃべりをしていると、朝Rと保育園に行くときに空がきれいで一緒に見ていたらしかった。そして、私もその空を見たか聞かれた。同じ空を見ていたのだな。