よるのおわり

日々を愛でる

高いマンション

無事に帰国した夜は、都心のホテルに倒れこむように眠る。物価の感覚がおかしくなっていて、ハーゲンダッツのクリスピーなやつを買ってしまって、寝る前に食べたりしてしまう。
翌朝、ひとあし先に帰るRを送ったあと、朝ごはんを食べて、チェックアウトぎりぎりまで眠る。嫌な夢を見る。都内で仕事を済ませて、夜に私も帰宅。彼の地では雨が降って蒸し蒸ししており、長ズボンをロールアップして、上のほうは半袖になる。
翌日からRが発熱し、看病をしつつ、引っ越し準備、健康診断、書類の整理、渡航準備、締め切り仕事などを次々に片付ける。怒涛の数日間。そうそう、帰国のときに壊れたスーツケースも探しに行かねば。…アウトレットモールで手頃なものがみつかって、ひと安心。

そうして、雨の降る肌寒い朝、今度は職場へ移動。職場の引っ越しのために荷物を詰めこんで、翌日はゼミと送別会。初めて二次会の終わりまで居て、寝床に入ったのは夜中の2時半だった。
翌朝、お仕事を片付けているとすぐにお昼前になってしまう。駅に移動して新幹線に乗る。停車駅が多くて少しだけ時間のかかるほうが、明らかに空いている。新幹線のぎすぎすした雰囲気もない。すばらしい。

その後、お昼を食べて、お仕事を済ませたら、もう19時を過ぎている。腰が痛いから銭湯にでも入って温かくして伸ばしたいと思っていたけれど、運良く宿泊先に浴場がある。ぞんぶんに温まったあと、屋上に出てサンドイッチをかじる。(お昼のカレーがたっぷりだったのであまりお腹が空いていない)
屋上からは、目の前に高い高いマンションが見えた。夜の眠りは浅かったけれど、朝風呂に浸かることができたのでよしとする。そうしてまた空港に向かい、調査に旅立ったのだった。