よるのおわり

日々を愛でる

平日の都心

北の国に行くための手続きをしに電車に乗って出かける。数年前のときは渋谷の大使館だったけれど、今回は民間の委託業者になっている。入念に準備をしていったおかげですらすらと終わり、さわやかに晴れた都心でふわふわしたような時間が得られる。ビルの裏に回ると、数年前に北の国から帰ってきたときにRと泊まったビジネスホテルがあった。あのときはだいぶ疲れた。散歩をしながら、おいしそうなタイ料理のお店に行き、開店と同時に入る。生姜とキクラゲと鶏の炒めものがおいしい。満足。
捻挫の足首が痛いので、店を出た後はあまり歩かずに帰宅。電車のなかでWeb会議を聞く。前を見るとオンライン授業を受けていると思われる学生がスマートフォンの画面を見ながら友達同士で集まっており、こういうふうに授業が見られているのだな、ということがなんとなくわかる。
よく晴れた平日の昼間に街をぶらぶら歩くのは楽しい。すこしの罪悪感があるけれど、それを感じるあいだはまだまだダメだなと思う。