よるのおわり

日々を愛でる

春の朝昼夜

朝、大学に行く途中で市場のところを通ると、ハトに話しかけている4歳くらいの男の子がいた。男の子の片手にはクロワッサン、市場のドアのすぐ外に1羽のハト。男の子はちょっとしゃがみ込むようにして、ハトに手を振っていた。

昼ごはんを食べていると、マンションの工事をしている人たちがお昼を食べているのが見えた。まだ壁や窓もないような作りかけのマンションの一室で、南向きの春の陽をぞんぶんに浴びながら、数人が外に向かって並んで座っているようだった。

夜中に目が覚めてトイレに行こうとすると、部屋の中が妙に明るい。金曜なのでパーティーをしている部屋から光が届いているのかも?と一瞬思ったものの、この長くて真っ直ぐな青白い光には覚えがある。さてさて…と窓から上を見上げると、まだまだ冷たい満月が浮かんでいた。

そんな春の一日。