よるのおわり

日々を愛でる

魔法の時間帯

みんなで布団に入ったものの、渡航のことを考え、あれもこれもしなければ…ということを考えていると、眠れなくなってしまった。RとLはスースー寝息を立てている。ふたりとも眠そうだったもの。
こういうときはもう仕方ないので布団をそーっと抜け出す。最近どんどん日が長くなっており、21時半なのに外はまだ薄明かりといった感じ。街灯が長い草を照らしているところがスポットライトになっていて、大地の黒、夕日のオレンジ、青からすぐに紺に変わっていく空のグラデーションが重なっているのが一面に広がって美しい。
少し作業をしてまたリビングに戻ると、外はもう夜に変わっていて、夕方から夜に変わるほんの少しの魔法の時間帯はすでに消え去っていた。