日曜、イースター休暇のため、おでかけをすることに。前から行ってみたかった現代アートの美術館へ。電車に乗って、接続時間の短いバスに間に合い、開館と同時に中に入れた。海に面した荒涼とした土地に建っており、びゅうびゅうと吹く風がすさまじい。
有名な作品を見たりしつつ、けっこうボリュームがある。Lは作品を自分なりに楽しんでいて良かったと思う。奥では名前だけ知っていたデンマークの抽象画家の特別展をしていて、その作品が静かな中にも力強さがみなぎっていて、自然への畏敬みたいなものがびゅんびゅん感じられて、とても好みだった。英語の画集があったら購入しようと思ったけれど、デンマーク語のものしかなかったのであきらめる。
Lが空腹と眠気で不機嫌になっており、時刻もちょうど良かったのでカフェに移動。荒涼とした風景を見ながらたっぷり陽を浴びられるすてきなところ。ランチプレートをふたつ頼み、しかしLはあまり食べずに買っておいたバナナばかり食べ、満足してカフェを後にする。Lをトイレに連れて行き、トイレから出て少し行くともう眠っていた。たくさん動いてお腹いっぱいになって、眠気に勝てなかったのだな…
大人はゆっくり展示を見る。女性作家の特別展をひと通り見て、ミュージアムショップを散策しているとLが起きてくる。午後になったけれどどんどん人が入ってきており、午前中に来て良かったと思う。
美術館を出て、海の方へ。1キロほど先に巨人がいるらしい。しかし風が本当に強くて、予想以上に寒く、またLの機嫌も悪かったので引き返す。バスに乗って駅に着き、家まで帰ってきたのだった。
