よるのおわり

日々を愛でる

ぬるい風

横からLが領域をはみ出してくるので気になって眠りが浅い。とはいえ、夜中に突然泣き出して起きることはなくなったので、その点はだいぶ楽。そんな眠りの浅い明け方、起きようか寝てみようか迷いながらまどろんでいると、窓の外で急に雨が降ってきた音がした。こちらではこういうことは稀だし、夏の明け方に降る雨は大好きだし、ちょっと見てみたいと起きることにした。

起きて窓を開けてみると、もう雨は終わりかけており、空もなんとなく明るい。そのかわり、夜のあいだにもあまり冷えなかった大地に雨が吸収されて、暖かく湿った空気が漂っていて、ぬるい風がふいていた。こちらに来てこんな風を感じたのは初めてで、なにやら懐かしい気分になった。

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