よるのおわり

日々を愛でる

台所の読書

昼下がり,海岸まで走って,帰ってきて,大汗をかいた.
それでもなんだか気力がわかなかったので,夕方のちょっと前から,無理にお仕事を進めるのはやめて,普段できないことをすることにした.

風の通る涼しい台所に椅子を出してきて,ずっと読みたいと思っていた本を,線を引きながら,ちょっとずつ読んでいく.冷凍してあったデカフェのコーヒー豆を挽いて,ひとりぶんをアイスで淹れて,スコーンを温めて,かじりながら読む.

気づいたらもう外は薄暗くなっていて,なんだか生産的なことはせずに1日が終わってしまうところだった.しなければならない仕事はたまっているのだけれど,まあこういうのもたまにはありかな,と思ったりもしているのだった.