よるのおわり

日々を愛でる

子供の荒野の散歩

Lがまだこちらで保育園に行けていないので、交代交代で見ている。ある日、荒野を歩こうと思い、Rが仕事に出かけた後に一緒に散歩に出る。
犬の糞を避けながら道を行く。子供と一緒だと視線が下に向き、歩く速度も半分くらいになる。そうすると普段はあまり気づかないものを見る。装甲を着たようなナメクジがたくさんおり、こちらのミミズみたいなものなのだろうかと思う。荒野では前日の夜まで雨が降っていたため草が濡れている。前の土日に登った丘を越えて、さらに向こうまで。警察犬を見たり、ショベルカーが力強く土の山をかきわけるのを見たりしながら、一駅先のショッピングセンターまで歩く。
ショッピングセンターではLはソーセージのパンをペロリとたいらげる。その後パン屋に移動し、チャイを飲む。おまけに丸パンをもらって、Lはこれも食べる。ふだんは少食なのだけれど、歩いてお腹が減ったのだろうな。
ひと息ついて元気になって、さらに家まで歩いて帰る。家に着くとしばらくテンション高く遊んでいたものの、布団に一緒に寝るとすぐにお昼寝をしてしまった。そしてそのまま3時間半も寝た。たくさん歩いて疲れたのだろうなと思う。こちらに来た当初は様子が違うことにナーバスになって、自分では全然歩かなかったけれど、1ヶ月が過ぎて、だいぶ慣れてきたのだろうなと思う。