よるのおわり

日々を愛でる

自宅保育

元気をもてあました子供と家にいると、することがなくなる。しかし、あわよくばお仕事を…と思いPCを開いたりすると、Lに見咎められて寂しがられる。下の階の住人からは、子供の足音がうるさいとクレームも来る。したがって、些細な目的を作り出して外に散歩に連れ出すのがもっとも幸福度の高い日中の過ごし方となる。

役所っぽくない役所に一緒に行って手続きをしたり、医者に行ってみたり、大学にすこしだけ行って打ち合わせをしたり、家の近くで散歩がてらお買い物をしたり。用事はだいたいすぐ終わるので、子供の歩く速度でぶらぶらあたりを歩き回り、カフェに入ってパンを食べ、遊具を見つけたら一緒に遊んだりする。雨の日はしかたがないので、出ても家の周りで過ごす。ありがたいことにお昼を食べたあとは1-2時間昼寝をしてくれるので、それまでに家に帰って、いざLが寝たら気持ちを切り替えて仕事をする。運が良ければ布団で寝てくれて、運が悪いと、抱っこひもからおろしたときに泣いて起きるので、ずっと背負ったまま立って仕事をすることになる。(そして腰が痛くなる)

溜まっていく仕事のことを考えるとこんな時間が無駄に思えてきてしまうので、そのことはできるだけ考えないようにする。日本にいたときは土日くらいしか一日中ずっとLと過ごすことがなかったけれど、こちらに来てからはそんなゆったりした時間が飽きるほどある。気持ちに余裕があるとこれはこれで楽しいと思えるし、余裕がないときは苦行のように思えて精神がきびしくなる。こちらの都合でこういうことになっている側面はあるし、勝手なものだけれど仕方がない。

そんな日々も終わり、Lは保育園に通い始めることになった。待ちに待っていたことだけれど、いざ終わろうとしてみるとさみしいような気もする。

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