よるのおわり

日々を愛でる

助走、過酷な日本的コミュニケーション

帰ってきてカレー屋さんでお昼を食べ、水道の修理などが終わると夕方。また丘を降りて街まで出て、スーパーで食材や日用品の買い出し。ついでにささやかな夕食と朝食も購入。キッチンがまだ整っていないし、しばらく留守にしているあいだにゴミを置いておきたくないので、ささやかにならざるを得ない。生活の基盤はほとんど整っていないけれど、新居ではよく眠れた。静かで暗くて落ち着く空間。畳の匂い。良かった。
翌日は歯医者や市役所で事務手続きを済ませ、カフェで集中の必要があるお仕事。新たな情報が入り、帰る前にまた市役所へ行って、閉所前に手続き。事情がわからずすでに損をしていることが判明したけれど、これでさらなる損は防ぐことができたらしい。このあたり書類と窓口詣のクエストと化しており、早く電子化してネットで手続きが完了するようにしてほしい。荷物を受け取り、またまたささやかな夕食を食べ、翌朝は早いのですぐに就寝。

翌朝、初めてのバス停まで余裕をもって行き、バスを待っていると、やってきたバスが通り過ぎてしまう。どうやらGoogleマップに表示されるバス停が本物のバス停ではなかったらしい。道にはみ出して手を振っているのに、ドライバーは目も合わせてくれない。そのくせ私のことは認識していたらしく、次のバス停ではやや長めに停車していてくれたようで、走って追いついてなんとか乗ることができた。やれやれと思いつつ、この人間性を極力まで排除したがる日本的コミュニケーション…と心の中で笑ってしまった。
朝の電車は過酷。なにはともあれ空港に着き、南の島へ向けて出発。どんな旅になるかまったく予想がつかない。