よるのおわり

日々を愛でる

また南の島へ

また南の島へ。半島側はほぼ初めてで、その規模の大きさや集団構成の違いに戸惑う。空港の近くの宿は無機質で、近くのショッピングモールは殺伐とした感じ。翌朝、空港に移動するバスがなかなかやってこなくて、一緒に待っていたタンザニア出身のおじいさんといろいろ話をする。ウガンダの話もしたりして、むしむしと暑いバス停の屋根の下を風がさーっと抜けたりすると、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなった。
移動した先は海の街で、リゾートに缶詰になる。現地の人がほとんどでのんびりしていたけれど、部屋が暗くて困る。新居とこのリゾートではそのかわりによく眠れて、溜まりに溜まった睡眠不足のダメージ(体が疲れている感じがした)がすこしだけ緩和されたように思った。お仕事はまあこんなものかという感じ。
土曜は移動日で、本当の南の島へ。南の地域は初めてだったけれど、やはりこの島に来ると落ち着く気がする。肌に合っているというか。街には河が流れ、レガッタレースをしていた。様子は沖縄のハーリーそのもので、文化の類似を思う。半島の海の街よりも多様性があり、にぎやかな感じ。観光客も多い。
ホテルでは夜中の1時半にドリルの音が響いて急に起こされ、フロントに電話して2回目にやっと止めてもらった。前もあったけれど、なぜ深夜にドリルをするのか…。翌朝お悩み相談に行くと、フロントも工事ができなくて困っていたらしく、上層の部屋に変えてもらえる。通常の部屋がなく、ウェルカムスイーツ付きのスイートルーム。眺めが良くて仕事机が広いのがすてき。
この街にはすてきな博物館があり、展示の充実具合と豪華さは世界的にも優れていると思う。いろいろと話し合いをし、共同研究者の人柄がよく理解できたり、次につながる手応えみたいなものを得られた。
食事はどこもまあまあおいしかったけれど、野菜がぜんぜん食べられなくて閉口。いつもの街のにぎやかさや適当さ、いくつものおいしいお店のことを思い、やはり自分ホームはそちらなのだなと思ったりした次第。