よるのおわり

日々を愛でる

ネックピロー

夜に南の国を出て、体力温存のため、8時間のフライトはずっと眠りっぱなし。おかげでよく眠れて、朝に日本に到着。通勤電車で心が過酷になったりしつつ、昼前には新居に到着。日本の日中の街中の気の抜けた感じ、けっこう好きかもしれない。
片付けをしながらささやかなお昼を食べ、荷物を受け取り、回復のために布団を敷いてお昼寝。甘美な睡眠をとったあと、片付けの続きをしたり洗濯をしたりくつろいだりして、夕方に家を出て、今度はもうちょっと近めの空港まで。我ながらクレイジーだと思うけれど、今日は国際フライトのかけもち。これが今回のハードな旅程の最後の山場。(いったいいくつ山場があるんだという気もする)
今回、首を支えるものがあるとよく眠れるのではという実感を得て、ネックピローを購入してみる。もう10年前に行ったインドで、出国前に無印良品で膨らまし式のを購入し、効果を実感できないまま現地に置いてきたか売ってきたかしたことがあるけれど、それ以来のネックピロー。たぶん、年をとったということなんだな。ちなみにアイマスクはそのときに購入したものをいまだに使っている。ゴムがちょっとヘタってきたかもしれない。
飛行機が空港を出て東京湾を旋回するとき、大きな欠けた月が海の表面を揺らしているのが見えた。東京の灯りは雪のように広がっており、どこまでもどこまでも人の営みが続いていた。

ネックピローはとても快適で、ずっとよく眠れた。もっと早く導入しておけばよかった。このようにして、激動の日々は無事にひとまずの終わりを迎えたのだった。

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