よるのおわり

日々を愛でる

南の大きな島へ

朝、雨の降るなかを送迎のシャトルバスに乗って空港まで。そこから飛行機を乗り継いで南の島まで。あまりの忙しさに、余裕ができても気力がわかず、せっかく子育てからフリーになれた時間を利用して仕事を進めようと思うも、なかなかままならず。飛行機のなかでは何をしていたんだっけ…

今回は短期間に予定を詰め込んでおり、ほとんど余裕がない。しかし、朝ごはんの行きつけのお店でおじちゃんが変わらずパンを売っているのに感動したり、夕食に行きつけの肉骨茶のお店が相変わらず繁盛しているのを見てうれしくなる。大学で半分の用事を終えた翌日に調査地に移動し、小屋の近くでアシスタントたちが追跡していたので直後から合流。翌日はネストtoネストができたものの、久々の熱帯の気候にあてられて、寝不足だったこともあり、すこし気分が悪くなる。もし、日本を経由せずに直接ここに来ていたら、時差もあってさらにダメージを受けていただろうな…。体力をつけなければ。ちなみにこの日は、帰ったら冷蔵庫に冷えていたコーラを飲むのだ、と思って熱中症気味の体調に耐えていたけれど、夕方には雨が降り出して一気に涼しくなり、小屋についた頃には冷たいコーラという感じではなくなっていた。(でもしっかり飲んでおいた)
その翌日には別の個体を探し回り、3時間半くらいで、ほかのゲストから情報をもらう。その場所に行ってみるもなかなか見えづらく、そうこうしているうちに数時間が経ち、雷雨が始まり風が出はじめてしまったので小屋に戻る。翌日は小屋まわりの整備や情報の整理をしているとあっというまに時間が経ってしまう。

なんだかんだ言っても大好きな調査地から街に戻り、翌日またいくつか予定を済ませ、最終日には今回の渡航の最大の山場。今回ばかりは穏便に終わると考えていたけれど、まったくそんなことはなく、これまでの最大の修羅場を迎えて、もう心の底から諦観を抱く。けれども、これでもはや関わらなくて済むのだと思うとそれはそれでよろしい。ここでの調査の長い第一章が終わり、第二章がこれから始まる。どこまで続けていけるかは見通しが立たないけれど。

帰りの飛行機ではぐっすり眠り、朝の通勤時間帯に日本に着いた。関連する研究の査読が返ってきていたので、飛行機のなかでは根を詰めて対応していた。

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