よるのおわり

日々を愛でる

南の島へ調査に

時差で眠いところをがんばって起き、早朝から実験作業。そして関係各所にておしゃべりや相談。調査の準備もそろえて、朝のバスに乗って下山。医者やスーパーに行きつつ、空港へ移動。そこから飛行機をひとつ乗り継いで島まで。
レンタカーに乗せてもらって豪華な宿まで行き、Rの頼んだ荷物が来ているのを確認して、夕食へ。楽しく懇談した後、22時前には部屋に戻ったけれど、時差のためまったく眠れず、明日から様子のわからない調査なのにこんな寝不足はまずいのでは…と思いながら荷物の詰め替えをしたり書類仕事をしたりして、まだ眠くないような気がしたけれど、2時に寝た。こんなだったら夜の散歩にでも出ればよかったな。帰国した初日は疲れているのですぐ眠れるけど、毎回、その翌日の2日目が鬼門である。
8時の目覚ましでウンウンと起き、朝ごはんもそこそこに急いで準備して調査へ。ふだんとまったく違う環境でおもしろい。ほかの人との交流も久々で楽しくて、あっというまに時間が経つ。夜はまた懇談し、部屋に戻ってなかなか眠れず、寝不足と疲労を抱えながら溜まりに溜まった仕事をウンウンと消化していく。そんな日々が続いた。
最後のほうには睡眠サイクルもやっと元通りに近づき、毎日のおもしろい作業と楽しい交流で精神的には大変リフレッシュ。自由時間には海で泳ぐこともできた。ただし、高い宿なのにベッドにダニがいたのはいただけなかった。次からは泊まらないようにしよう…
そんなふうにして滞在期間はあっという間に過ぎていき、最終日は午前中に博物館に行ったあと、またレンタカーに乗せてもらって空港まで移動し、南の島の空港でおみやげを吟味し、さらに東京まで帰ってきた。空港でレターパックを探し、調査で使わなかった衣類をパンパンに詰めて送ったら、あやうくポストの口に入らないところだった。
手続きなどはすいすいと進み、あっというまに搭乗。やはり南の島に住みたい…と強く思ったとと共に、今回は本当に時間がなくて、一時帰国感のまったくない一時帰国となった。北欧の大地が飛行機から見えてくると、いつも、あーやっと帰ってきた!とうれしくなるのだけれど、それは東京から帰っているからで、南の島から帰ってきた場合には郷愁の念でいっぱいになることがわかった。