よるのおわり

日々を愛でる

そして渡航

山の上に帰ってきて、準備、そして受け入れなど。相変わらずの睡眠の不調。両日ともに笑ってしまうくらい空き時間がなくて、1日中駆け回っていたような記憶 (でもその分充実していたように思うし、若い人の役に立てたなら良かった)。2日目には夜からデンマークとのミーティング。そのあと眠れなくなってしまったものの、保育園から帰ってきたRとLとビデオ通話したところ、ホッとしてすぐに眠れた。しかし翌朝はまた早く目が覚める。こんな生活をずっと続けていたらおかしくなってしまうと思う。この日は予算の締めの後片付けをし、都心に移動していつものインドカレーを食べて話合いをした後、成田まで移動。電車が混まなくて良かった。今回はネットで買ってみた相手国へのお土産を受け取り、あれやこれやの仕事を片付けているとあっという間に時間が経ってしまい、日付が変わる前くらいに就寝。睡眠不足が限界に達していて、倒れるように朝まで眠った。

早朝のホテルのバスに乗って、空港まで移動。去年の6月には雨が降っていたなと思い出す。空港はアジアの観光客でそこそこ混んでいたけれど、直行便はがら空き。3列シートにみんなひとりで座っているような感じ。こんなので採算が取れるのだろうか…。リニューアルしてだいぶ攻めている安全ビデオを食い入るように見たりしつつ (嫌いじゃない、むしろ大好き)、オフラインで仕事をしつつ、飛行機のなかでも眠って足りない睡眠を補ったりしていると、あっというまに到着。まだ明るい空港に着くのは初めてかもしれない。経由便だと経由地までこれより時間がかかり、さらにそのあと乗り換えでうんざりするような3時間があることを考えると、直行便のこの楽さは偉大だ。もう経由便には戻れないのではないかとすら思う。

SIMを購入し、翌日会う予定だったのが都合が悪くなったカウンターパートと夕飯を食べつつ話合いをし、成し遂げなければならないことの多いこの短い滞在の戦略を検討する。翌日、8時から行動を開始し、宣誓、許可証受け取り、植物、動物など駆け巡り、機転を利かせて運をつかみ、なんとか見通しを立てた。遅いお昼を食べてひと息。ネットでの手続きを済ませ、この日は同業の友人ご夫妻とご飯。

翌日、国内線に乗って森に移動。久々の人たちと再会を喜び、仕事を片付け、就寝。森の中に来ると気持ちにハリが生じる気がする。夜は蛙の声を聞きながら眠る。シカが草を食べにやってきていた。睡眠の質は高かった。翌日、突然のサンプル出現などに驚きつつ、ベストを尽くして森を出て街へ戻る。寝不足がヒットして車の揺れが気持ち悪い。眠ってしまう。冷凍庫を利用するために新しくできたホテルに移り、高所から街を見下ろす。この日やっと肉骨茶を食べる。肉骨茶を食べると、森の中の布団で眠るときと同様、「ああ帰ってきた…」という気持ちになる。中心地から離れているので出歩きはなかなか気軽にいかないけれど、広くて明るくてネットが速くて景色がきれいなので、引きこもっての仕事が進みそう。とはいえ、手続き関係は翌日からどうなることか…。

月曜、大学に行って話合い。その後ホテルに帰り、鍵となる組織に向けて夕方に日参。嫌な予感があたりまだ書類はできておらず。夜はなかなか眠れず。翌日、朝からたまった仕事を片付けつつ、午後からまた日参。いろいろ親切にしてもらい、夕方前に書類を受け取れる。その足で次の重要な組織に移り、幸運な偶然もあって、ここでも申請が完了。翌日、こちらも嫌な予感が当たり、書類の発行予測時刻がどんどん遅くなっていく。もともと午後に行く予定だった大学に急ぎ、カウンターパートと話合いをし、サンプルを回収してホテルの冷凍庫に入れる。お昼を食べて、時間を変更されてしまった品物を受け取り、その後急いで日参。オンラインでやり取りをしていたとおり、すでに書類は発行されており、先方の親切にひたすら感謝。これでなんとかすべてが揃った。その後ホテルに戻り、別の同僚と夕食。

ひと眠りしようと思いつつ眠れず、予備の段ボール箱をもらいにいったりしつつ仕事をしていると、あっというまに真夜中。空港に移動し、ラウンジがしまっていたのでレストランでカリーミーを食べ、日付が変わった後に飛行機に乗って帰国。この国のことは、来れば来るほど好きになってしまう。現地から日本への観光客が多く、しかし席はそこそこ空いていて横3列で眠った。連日の寝不足のため、飛行機に関わらずあっというまに熟睡してしまった。機内食食べたかったな…。

朝7時過ぎに空港につき、書類もしっかりそろっているし…と思いながら検疫に突入したところ、これまでの経験に反して念入りな対応を受け、心を無にしてすべての処理を共同して終え、空港を出たのは11時過ぎだった。お腹が減っていたので鴨せいろを食べ、電車に乗って2時間半かけて最寄り駅につき、バスに乗って山の上に戻った頃にはもう夕方だった。いやはや…