よるのおわり

日々を愛でる

買い替え

スマートフォンを買い替えた。
今まで使っていたのは2016年の11月にマレーシアで購入したSIMフリーのもの。最近のスマートフォンはどんどん大型化していて、これくらい小さいのでもっと新しいのが出ないかなと思っていたけれど、なかなか出てこないのでもう諦めた。故障はしていないけれど、バッテリーの持ちが悪くなってきたのと、ストレージが足りなくなってきたのが買い替えの理由。購入時に金額を渋ってストレージが小さい方を選んでしまい、最近はもうアプリをオフロードしたり消したりしないと新しく写真も撮れないようなありさまになっていた。
そのときにしか巡り会えない写真や動画を撮りたいときに撮れないのは、もしかして金額に替えられない損失なのではないだろうかと思い、今まで使っていた機種はまだ使えたけれど、買い替えを決意した。

以前参加した国際学会で、日本の研究者がカシャカシャ音をさせてスライドを撮影しているのが非常に見苦しくて、カメラ撮影の際にシャッター音が鳴る日本製のスマートフォンは決して買うまいと心に決めた。今まで使っていた機種を海外で購入したのもそのため。最近はシャッター音が鳴らないカメラアプリも登場しているけれど、これはそういう問題ではないのだ。根拠のない自己規制でシャッター音を鳴らしている日本製スマートフォンの不自由さに囚われたくないという気持ちの問題なのだと思っている。(そういう面倒くさい性格なのです)

というわけで、新しいものは海外に行ったときに購入しようと思っていたけれど、COVID-19の影響でしばらくずっと行ける機会がなくなってしまった。北の国では物価も税金も高いため、しばらく向こうに行っているあいだに壊れたら大きな出費になってしまう。それなら多少割高になってもいいかと、海外のスマートフォンを取り寄せられるサイトから購入した。2年以上使ったら替えてもいいかなと思っていたけれど、あんがい4年半も使えてしまった。

ちゃんと届くか心配だったものの、配送予定の日から1日遅れて無事に届き、製品も問題なく使えている。パッケージを確認すると、これも実はマレーシアから来た製品であることがわかり、なにやら偶然の運命めいたものを感じたのだった。