よるのおわり

日々を愛でる

帰国後のんびり

1ヶ月ぶりに帰ってきたこちらはすでに秋になっていて、道行く人びとはコートを着ていたりした。最高気温も15度くらい。これからもっと下がるはず。空港から家までのあいだにスーパーに寄ろうかと思ったけれど、荷物も多いし、あらためて出直すことにする。建物につくと、こちらの家の匂いがする。「家の匂い」を嗅ぐと、帰ってきたなあという気がする。冷蔵庫のなかには何もなかったけれど、冷凍庫のなかにはアイスクリームが入っていた。やった。大好きなアーモンドつきのやつを選んで1本食べる。ゆっくり味わおうと思いつつもあっというまに食べ終わってしまう。もう1本はがまんする。
その後、スーパーに行って簡単な夕飯の材料と、果物を大量に買い込み、家に帰ってラテを作る。久しぶりでしみる。荷物の片付けをしたり、RLと通話をしていたりすると、いつのまにか夕方になり、ピザとサラダの夕食。ひさびさのシャキシャキした生野菜がおいしい。頭がまだアフリカ仕様で気だるく、いつもは見ないNetflixを見たりして怠惰に過ごす。
その日は早く布団に入り、ここ1ヶ月でもっともぐっすり眠ることができた。

翌日は日曜。すばらしい。ゆっくり起きて、下のカフェでクロワッサンを買って帰り、ラテを作って朝ごはんとし、気合をいれずにのんびり荷物を片付けメールの返信。お昼前にスーパーに買い物に行き、午後ものんびり過ごして旅の疲れを癒す。この1ヶ月間、夢中で過ごしたけれど、改めて、ハードな調査だったと思う。
夕方からは隣駅まで散歩して、食品廃棄の受け取り。内容はそこまで好みではなく、次からはここでは注文はやめておこうと思う。夕暮れが夜に変わる荒野の横の道を歩いて家まで帰る。涼しい空がだんだん青から紺に、紺から黒に変わっていき、すでに勢いのなくなった荒野の草木を眺めて、夏が終わってしまったんだなあという寂しさを感じた。家についてシャワーを浴びるとすでに20時で、サラダを作り、廃棄のうちのサンドイッチを食べ、外の散歩で冷えた体を暖めようとコーヒーを淹れて飲んだ。ひとりだとごはんにも気を遣わなくていいので楽だ。明日も休みだったらいいのになと思いつつ、最後の余韻を楽しむようにゆっくりのんびりして、布団に入ってぐっすり眠った。

 

ちなみに、サンドイッチは今まで食べたことのなかったクロワッサンサンド。どうしてパリパリフワフワのクロワッサンをわざわざサンドイッチにするのかと今まで不可解に思っていたけれど、まあこれはこれでありかもしれない。具を剥がして、クロワッサンの部分だけ改めてトースターで焼き、パリパリにしたものに改めて具を挟んで食べた。