よるのおわり

日々を愛でる

ユラン紀行 3日目

夜はLがまっすぐに寝てくれたので比較的よく眠れた。朝また出てくるのが遅い朝食を2段階で食べ、荷物をまとめて早めに出発。今日は電車に乗ってオールボーまで。まだ日が登らず、曇りということもあって薄ぼんやりしていた景色も、9時を過ぎると明るくなってくる。森が広がっていて美しい。

お昼前に到着し、街を歩いて今日の宿まで。歴史のありそうな家の一階で、チェックインはまだで掃除も入っていなかったので、荷物を下ろし、Lに軽く昼ごはんを食べさせて、すぐに海辺まで出発。

建築などの展示されているUtzon Centerに行き、展示を見る。良い具合にLが眠り、サマーハウスに関する展示をじっくり見られた。先端的な試みの小屋が実際に展示されていたり、海辺の様子が再現されていたりしつつ、実存するサマーハウスの写真や図面や説明をもとに、年代を経るに従ってトレンドがどのように変化してきたかがわかる。サマーハウスがデンマーク人のアイデンティティにいかに結びついているかがよくわかるように思う。興味に合致した見応えのある展示で、とても楽しめた。(図録がなかったのが残念)

Lがじきに起きたので、併設のレストランで遅いお昼。料理がおいしくて、海に面して景色もよく、すてきなところだった。その後、子供向けの体験展示のようなところでLを遊ばせ、一緒に図工をしたりしているとすぐに日が暮れて夕方。センターをあとにして、街をさまよい、スーパーで少し買い物をして宿に戻った。

宿は普通の家で、キッチンなどもついていたため、オーブンで温かい料理を作って食べた。アスパラガスが旬なのかおいしい。しかし、部屋がけっこう無駄に広く、暖房の効きが悪いため、足などは冷たい。インテリアの感じも統一を欠いていて、なにやらそんなに居心地は良くない。とはいえソファーに座り、我が家にはないテレビを見ながらくつろぐ。20時を過ぎると国営放送の子供向けチャンネルはプログラムを終わりにし、登場人物たちが眠る様子がひたすら繰り返し映される。これはこれでおもしろく、バムセやエビおじさんなど、ときどき現れる見知ったキャラクターを楽しみにけっこう見てしまった。繰り返しでも少しずつ様子が違っているのが、手が込んでいる。

明日は早いので、早めにベッドに入った。

 

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