よるのおわり

日々を愛でる

荒野を走って海で泳ぐ

しばらく雨だったり曇りだったりの秋のような天気が続いていたものの、雷雨の予報が出ていたある日は、基本的によく晴れてたまに強い雨が降るような天気。午前には期待していた結果がすべてパーになるデータが出て、やる気がなくなっていたこともあって、お迎えの前に、水着を着て走りに出かけた。
最初は晴れていたものの、荒野の中に入ると空を黒い雲が動いていき、今抜けかける端っこの部分にかすって雨が降ってきた。雨粒は大きいけれど疎な感じなので走れないほどではない。しかし風は強いのでけっこう冷たい。雲がもう切れかけているのでそろそろやむかと思っていると確かにやみ、海に着くころには再び晴れていた。というか地面が濡れておらず、さっきの雨はこのあたりには降っていなかったようだった。上空の風上には雲がなく、しばらくは晴れそうだった。
雨が降ったりやんだりの天気だったこともあるし、この海水浴場は最近できたアクセスの悪い場所にあることもあって、デッキには人がひとり座って日光浴をしているだけだった。靴やTシャツを脱ぎ、水の温度を確かめて(まあ泳げなくはなかった)、おもむろに飛びこみ、1往復泳いで上がった。手ぬぐいで体を拭いて服を着て、持ってきたキャラメルをひとつ口に放り込んで舐めながら、水着の水気がなんとなく抜けるまで日光浴をしていた。風もあって、ぎりぎり寒くないかなというくらいの体感ではあったけれど、サウナに入った後のような酩酊感があった。
その後、また走って家の近くまで帰り、保育園にLを迎えて家についた。荒野とその先の海の素晴らしい景色を身をもって体感するような気がして、本当に気持ちが良く、翌日も晴れていたので同じことをしてしまった。

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