よるのおわり

日々を愛でる

西湖

自分のことをする時間もない一方で、お仕事において、自分の都合を優先させてもらった借りは返さなくてはならない。遠いなー気が重いなーと思っていたイベントが近づき、Lの泊まりの世話の手配などを済ませて、朝から電車に乗って出発。貸切バスには間に合わない時間なのだった。都心を抜けると空いてきたけれど、全席指定の特急に乗るところで満席とのこと。立ち乗りはできるとのことだったので乗り込んだものの、すでに通路に空いている場所はなく、さらにどんどん人が乗ってくる。運良く、元々の人が乗り逃したかなにかで空いている席を見つけて座ったものの、心臓は少しどきどき。そのまま最後まで座っていられて、仕事を進めることができた。最終的に、人は連結部では足りず、通路にも溢れてきた。
終点で降りるとこれまたすごい数の人で、そのほぼすべてが海外の旅行者。円安とCOVID後ということと、都心から日帰りでも行ける景勝地ということでブームになっているのだろうな。バスまで時間があったので、待合所になっているカフェでコシの強いうどんを食べながら時間をつぶす。
バスはだいぶ遅れてやってきて、間違っているインターネットの交通情報や、その場で数駅先まで表示されるバス停情報なんかを見ながら、かなりアドリブで降りる場所を判断した。紅葉の広がる湖の外周に沿って20分ほど歩き、会場に到着した。晴れて暖かくて本当に良かったし、道端に堆積した松葉はふかふかといい気持ちだった。

こういうイベントの常として、参加してみると案外悪くなくて、会いたいと思っていた人にも会えたほか、食事も温泉もなかなか楽しめた。気楽なオブザーバーの立場だったからかもしれない。深夜まで残っていたかったけれど、自分が倒れると家のことが崩壊するので、泣く泣く諦めて早々と眠った。

翌日は昼過ぎに出て、保育園のお迎え時間に間に合って最寄駅に到着した。帰りの電車のなかでデータ解析を進めていると、してやったり!という結果になっていた。

翌日はお休みで、朝までみんなでぐっすり眠ったのだった。

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