よるのおわり

日々を愛でる

PH3または4

朝はゆっくり支度し、比較的遅めに家を出る。電車に乗って北の方まで。2階に上がって外の景色を楽しんでいるとすぐについてしまった。駅舎を出ると風が冷たく、だいぶしっかり冬になっている。(それでもまだ真冬ではないけれど)
街を歩いて教会を見たりお店をのぞいたりしていると、すぐに行くところがなくなってしまう。アンティーク、あるいはリサイクルショップがいくつかあり、中を見ているとすてきなものが置いてある。価格を聞いて、すこし悩みつつ、細々としたものを試しに購入して店をあとにする。フードマーケットでお昼でも食べるかと移動していく途中、市民ホール複合施設に入ると、子供のための図書館がかなり充実している。Lが楽しく遊び、それにつきあってしばし時間を過ごす。
フードコートでは気になるものが同じようで、第一希望は前回来たときと同じ店のものだったなとなんとなく思い出す。第二希望でそれぞれ調達してくる。発っていく人たちがいたので、運良く混み合うソファの席を確保できる。クリスマスビールに惹かれたけれど、昼から飲むと何もできなくなるので泣く泣く諦める。
フードコートを出るとすでにいい時間で、また図書館で遊ぶと、すでに陽が落ちかけている。心を決めたので先ほどの店に行って思い切った買い物をして、大きな荷物を下げてバス停まで。今日のホテルでは室内での飲食禁止だが近くにレストランもお店もないとの情報をRが得ており、それでもこれくらいなら…ということでリンゴやミニトマトなど購入。バスまで30分ほど時間があり、しかも外はだいぶ寒くなってきたので、駅前にあるという利点しかないようなカフェに入り、高いリンゴジュースを飲みながら待つ。
すでに暗くなった街をバスはするすると進み、目的のバス停で降りるとあたりは真っ暗。こんなところに…?と思いつつ少し歩くと、入口に続いて芝生の広がった庭とその向こうに暖かい光の建物が見える。
内部は温かくすばらしい空間で、ほれぼれしてしまう。部屋も居心地が良さそうで、先ほど購入したのとは違うタイプのランプがあり、こんな感じにしたいなと夢が広がる。ただ、古い建物ということもあってやや寒かった。また、室内では飲食禁止という話も間違いだったことがわかり、それならもっときちんと夕食を買っておけばよかったねと後悔。なにはともあれ、荷物を置いてすこしくつろいだあと、内部の探索に出かける。お茶とコーヒーは飲み放題のようで、そこは不幸中の幸い。内部もまたおもしろい空間が広がり、迷路のように複雑な内部でおしゃれな構図が途切れることなく現れ、随所にモダンアートが華を添えていた。こんなところで研究会なんかしたら最高だろうな。

朝食もまたすばらしく、荒天にけぶる芝生と海を眺めながら、おいしいものをたっぷり食べた。部屋に戻ってチェックアウトして荷物を預けた後、海の前の芝生から森を歩き、線路をみつけ、電車が通るところに運良く遭遇できた。しかしその後、不運にも遭遇。まあ良いか。宿に戻って内部を再度探索し、荷物を受け取ってチェックアウトし、駅に急いだ。しかし森の中の道に迷い、最後は走って、電車が止まっているところに来たら、動かなくなっているようで、バスに乗って、中心地のほうに戻っていった。
今日は荒天なので海の博物館に行く。まずは眺めのすてきなカフェに入り、朝食をたっぷり食べたばかりだったのですこしだけ注文し、Lはアイスを食べたいとのことでそれも。そのあと展示を見たけれど、けっこう充実しており、キャプションをきちんと読んでいくと時間が溶けていきそうだった。子供の遊ぶスペースもすばらしくて、大人も一緒にだいぶ遊んだ。なんとなく展示を見終わるともうけっこういい時間で、ゆるゆると帰り支度を始め、都心のほうに電車で帰っていった。
寒さで疲れも出てしまい、夜にクリスマスビールを飲んだら気持ち悪くなってしまった。

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