よるのおわり

日々を愛でる

2023年

この1年のことをまとめ始めたらだいぶ愚痴っぽくなってしまったのでやめておく。自分の思いもそこまでまとまらず、自分を実験台にして人生がどこに転がっていくのかを見ているような気分。

さて、気を取り直して言うなれば、結果的に、この1年は自分にとって大切なものやことを見つめ直していた時間のようだった。RやLの存在はたぶんもっとも大事。北の国で暮らしたことも大事。仕事は、長期的な目線で、森を育てるために必要なことを考え始めた。そのためには毒のある甘い果実をいやいやかじりとることも必要なように見えた。ライフステージの変化に合わせて仕事時間が半分になっている現状で、デフォルトが「しないこと」になっていて、そのなかから「すること」を選び取っている状況。この場所にどうでもいいテキストを書き散らかしていきたいけれど、そのための時間があまりない。そして、SNSをする時間はもはや自分にとって大事な時間のなかに入っていないことを感じて、最近はあまり見ていない。魂が汚れるよね…。

マルチバースにいかなる可能性が広がっていようとも、わたしはいまここにいるのだと、そしてその帰結とともに生きていくのだと、年末にみんなで観た「Everything Everywhere All at Once」が今年の気分にはまっていた。