よるのおわり

日々を愛でる

雨と夜のバス

一時帰国しているRは実家に行っていて、Lとふたりの夜。これをすでに4ヶ月くらいやっているけれど、なんだかいつもとは違うような気がした。冷たい雨と強い風の夜。寒い。
翌日はお客さんが空港近くに移動する日で、まだ雨がぱらつくなかをバスに乗って職場まで。あれやこれやとやっていると、あれやこれやとあり、別な人に送ってもらえることに。ありがたや…!駅について見送りをし、ほっとひと息。楽しい1ヶ月だったし、お客さんのほうもそう思ってくれているといいのだけれど。
家について面接の準備などしているとあっというまに時間になる。Lをお迎えしてそのまま山を下り、反対方向のバスに乗って病院へ。道すがらおもしろそうなお店をたくさん目にするも、今日は時間がない。病院につき、しばし待ち、健康診断を受けたのちにすこし診察。小児科は、四角四面な息苦しさを感じるところと、包み込まれるようなやさしさを感じるところと2通りあるなと思うなどする。
帰り道、閉まる直前のカフェに飛び込み、エンパナーダを持ち帰り。暖かい雰囲気で、後ほどバスを待ちながら食べるとジューシーでおいしく、ここはまた来なければと思う。バスまではまだもうすこし時間があったので、パティスリーにも寄り道し、自宅用にマカロンを購入してみる。ああいう缶がほしかった…という気持ちもあって3個入りを頼むと、「ご自宅用ですか?」「はい」ということで多少安価な缶なしになってしまった。まあいいか。
すっかり暗くなったところでバスを待ちながら、この街ですら都会だなと思う。やってきたバスは仕事帰りの人でいっぱいで、細い道をするすると進む。途中、驚くほど狭いトンネルを通った。じきに最寄りのバス停につき、すぐにお家まで。お刺身や炒め物を食べて温まった。