よるのおわり

日々を愛でる

雨の日、日帰り

Lが風邪気味だったため急遽予定を変更し、朝早く起きてひとりで出かける。都心を通り抜けて北のほうへ。大学院時代にはこのあたりによく来ていたけれど、もはやだいぶ久しぶりになっている。霧のような雨があたりを覆うなかで、雨の気配なんかまったく届かない収蔵庫の奥でお仕事。このシンとした雰囲気が大好き。とても興味深い対象で今からわくわくしてくる。
お昼すぎに仕事は終わり、早めに帰宅。きちんとお昼を食べる機会を逃してしまったけれどしかたない。ふたたび長いこと電車に乗り、近くの街で降りて夕飯の肉まんを買ったりして帰り着く。こういう、雨の静かな日が大好きだけれど、写真など1枚も撮らずにいた。
あいかわらずメンタルが疲弊しきっていて、電車のなかでは仕事らしい仕事もできず。雨に濡れて冷えたせいで、捻挫した右足首も痛い。けれども、ちょっとだけ読み始めた小説はおもしろく (ずっと昔に友人に勧められて、購入したものの本棚に積みっぱなしになっていた)、家に帰り着くと、心にかかっていた冷たい靄がどことなく晴れたような感じ。ここで無理をするとまたぶり返すというのはこれまでの経験でわかっているので、様子を見ながらそろりと進めていきたい。