よるのおわり

日々を愛でる

ユラン南西部紀行2日目

静かな広い家でごそごそと起き出し、昨日買っておいた朝ごはんを食べる。歩いて家を出てすこし行き、レンタカーの受け取り。車はかなり電子化されており、パーキングブレーキを探して数分戸惑ったり、このランプはなんだ…と悩んだり。何はともあれいろいろ試行錯誤し、西に向けて出発。休暇中のためもあってか車も少なく、春の晴天が気持ちいい。なんと屋根の覆いを開けることもできて、陽光を車内にたくさん取り込んだ。
しばらく行って、苦労しながら、混雑するスーパーの駐車場に停める。お昼やLのシャボン玉を購入し、また車を出して砂州の先へ南下。もういい時間になっており、海辺の駐車場でお昼にして、そこから歩いて海へ。
乾燥した白い砂がふかふかで、南北にどこまでも砂浜が広がっている。晴れているけれど風も水も冷たい。琥珀を探しつつきれいな石や貝を拾い、浜辺を歩く。冷えてきたので戻り、カフェに。内装はおしゃれだけれどコーヒーはひどいもので、今までこの国で飲んだなかでもっともまずく、手を温める役にしか立たなかったのだった。カフェを出たあとは気を取り直して灯台に登り、上からの景色を楽しんだ。
時間がまだそれなりに早かったので、もう少し南に足を伸ばすことに。数十分車を走らせて、未舗装の道で砂埃に巻かれたりしつつ、駐車場に到着。このあたりは農園や牧場の広がるのどかな地帯で、春の陽光が本当に気持ちいい。まずは灯台に登り、デンマーク最西端を眺めたあと、浜辺に降りて散策。地面を掘ったり下を見ながら歩いたり、熱心に琥珀を探す人が多数。風も冷たいしもう夕方になってしまったので、早々に切り上げて車に戻る。ここから北に戻り、近くのスーパーで買い物して、静かな町の中にある宿に到着した。無事故でよかった。
一軒家の半分が貸し出されており、猫ちゃんをガラス越しに眺めたりしつつ、お風呂に入りごはんを作りしていたらあっというまに19時を過ぎており、だだっ広いリビングでふにゃふにゃの冷凍パスタの夕飯を食べて、寝室に移動して眠った。ベッドはコントローラーで高さが調整できる介護用のもので、硬さがちょうどよく、狭いことを別にすればぐっすり眠れた。

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