よるのおわり

日々を愛でる

南の島調査

荷物を詰め込み早々と出て、予定通りに宿泊場所に到着。冷凍庫にモノを入れてくれるとのことで選んだけれど、なかなか立派なホテル。働いている人も半分以上は非日本語ネイティブかも。それでもみんなぺらぺらで本当にすごい。お部屋も古いけれど居心地は良く、モニターにらめっこの続きを粛々と進める。ラジオを聴きながらやってみたらいい感じで、もっと早くからそうしていれば良かった。休憩がてら下に降りてコンビニで夕飯を購入し、食べてまた進める。周りには何もなく内部のレストランは高級ホテル価格だけれど、景色はすてきなのでまあよしとする。チェックは夜中に終わる。疲れた。

翌朝は空港に移動して直行便で南の島まで。前回同様本当にガラガラだったけれど、採算は取れているんだろうか…。まだ明るいうちに現地につき、直行便を経験してしまってはもう元に戻れない…と思う。大学に移動しモノを手渡し少しおしゃべり。

翌日は森に移動し、久しぶりに調査に同行。ドリアンが実っていて、そこでずっと観察ができた。初めてドリアンを食べ、野生の味に感動。ただ、後日街で食べたものはあまり好みに合わず、品種の違いなのか野生との違いなのかを確かめたいところ。新しくしたレンズは最高に使い勝手が良かった。そして、調査基地のベッドでは本当によく眠れた。帰国してきてからの寝不足が溶けていくような、そんな眠りだった。
すてきな日々はすぐに終わり、街に戻り、インターネットの通じるところで俗世のあれやこれや。いくつか未来につながる種を蒔きつつ、それを実らせるためにがんばらなくてはと思う。自分だけで仕事を進めていくのは気楽だけれど、それでは到達できないところや、苦楽があるなと思う。あと、そうそう、絨毯敷きの部屋で話し合いをしているときにデジャヴを見た。

街に出てきたとたんにまた眠れなくなってしまい、これまでの疲れが出てきたのか胃腸の調子が悪くなる。この国で食欲がなくなるのなんて、初めて訪れたときにお腹を壊して以来。ああ悔しい…と思いつつおとなしいものばかりを少しだけ食べる。一度は多量のお昼にお腹がびっくりしたのか、寝不足もあって頭まで痛くなり、夕方17時からベッドに寝転んだらあっというまに23時半で、それでもまだ眠かったので朝までまた寝た。朝起きても頭はぼんやりしていて、寝不足の負債はまったくもって解消されていないことを知る。

街でのいろいろのあいだに懸念の仕事ふたつを進めて、おおかた終わらせることができた。これで、今回のミッションの半分から2/3くらいは終わった雰囲気。日本に帰ったらまたふたつ大きなイベントが待っているけれど、なんとか乗り切りたいところ。安住の地は遠い。