よるのおわり

日々を愛でる

2022-01-01から1年間の記事一覧

プールと昼ワイン

市民プールが良いらしいとRから聞き、みんなで行くことにする。土日の朝は割引料金で入れるため、朝ごはんを食べてすぐに向かう。すてきな小道を通ってプールに着き、中へ。水はちょっと冷たいけれど、日が差し込んでいるところにいればそれなりに温かい。L…

東の港町

夜中にLが泣くため睡眠が足りず、土曜はだいぶ寝過ごしたため、西のほうに行く予定を変更して、同じ島の反対側の漁村へ。距離的にはかなり近いのだれど、島を東西に横切る交通網が貧弱なので時間がかかる。自転車なんかあるといいんだけど。電車を乗り換えて…

カレン・ブリクセン

土曜、前に北のほうに行くときに存在が確認された博物館へ。海の近くにあるらしく、電車を降りて森の中を抜けると、素敵な庭(森?)と家が現れた。入場料を払って入るも、Lが嫌がったので先にお昼にする。すてきな併設のカフェに移動し、椅子に座ると、室内…

桜フェスティバル

お祭があるためおでかけ。2週間前に来たときに比べてはるかに暖かくなっており、桜はちょうど見頃。会場につくと思ったより混雑しており、地面にはシートを広げてお花見をしている人たち。出店も出ているけれど、値段はさすが。日本なら300円で売っていそう…

イースター休暇旅行2日目

ごそごそと起きてロビーに行き、すこしお仕事。RとLも起きたようで、部屋に戻る。またお風呂に入ったりして、朝ごはんへ。いろいろ種類があって楽しい。こういうところの朝ごはんはいつもわくわくする。今日はまず森を目指す。ホテルから歩いて丘をのぼり、…

イースター休暇旅行1日目

休暇らしいこともしようと、旅行に出る。同じ島の、北の端、電車の終点で名前だけ知っていたところ。土曜、電車に乗って家を出る。中心地の駅で乗り換えると、やってきたのは二階建ての電車。このあいだ二階建てバスを見て乗りたいと言っていたLはごきげんに…

魔法の時間帯

みんなで布団に入ったものの、渡航のことを考え、あれもこれもしなければ…ということを考えていると、眠れなくなってしまった。RとLはスースー寝息を立てている。ふたりとも眠そうだったもの。 こういうときはもう仕方ないので布団をそーっと抜け出す。最近…

Arken

日曜、イースター休暇のため、おでかけをすることに。前から行ってみたかった現代アートの美術館へ。電車に乗って、接続時間の短いバスに間に合い、開館と同時に中に入れた。海に面した荒涼とした土地に建っており、びゅうびゅうと吹く風がすさまじい。有名…

ままならない

先日、これはいけるだろうと思い通った気になっていた申請が味気ない紙切れ一枚で落とされ、とたんに悔しい気持ちになる。もうひとつの大きな申請も落ちていたことを思い出し、さらにどんよりした気持ちになる。そんなときにちょうど以下のようなtweetを目に…

がっかりの名所

北のほうは桜が植わっているところが多いらしいとのことで、休日に行ってみる。春っぽい天気で油断したけれど、空気は冷たく風は強い。駅を降りて少し歩いて、これはタイツを履いてきて良かったと確信。目の前を若い日本人らしき夫婦が歩いており、同じ方向…

朝、カルチャー

日本時間の授業のため、またしても早朝に駅に向かっていると、またしても電車が動いていない。駅に着くタイミングでうまくやってきた代替バスに飛び乗る。前に乗ったことがなかったら逃していただろう…危なかった。今回は途中の駅から電車が動いていたため、…

睡眠、帽子、突起

ふと目が覚めてトイレに行ったら眠れなくなってしまった。さきほど、ふと目が覚めた直後にまた入眠するタイミングで「トイレに行こう」と起き上がってしまった自分を呪った。観念してスマートフォンの画面をつててみるとまだ朝の3時。やれやれ。数分努力した…

森の巨人

大学のインターナショナルセンターのイベントで森に行った。直線距離ではそんなに遠くないと思うのだけれど、接続が悪いのでいくつか電車を乗り継いで。メトロでなくS-togの方に乗ると、お出かけ気分が強くなる。森までの住宅地は、1970年代頃に作られた一般…

タコの土曜

Lが大きくなっているのか、服がだいぶ小さくなっていたので、新しいのを買いに行った。せっかくなので少し離れたところのショッピングセンターに行き、いくつか購入。そこから歩いて中央駅まで。陽射しは温かくて春っぽいけれど気温は低い。歩きながら、けっ…

夕暮れのソファーでお香を見つめるのこと

家庭内感染がやっとおさまった雰囲気になった日曜日、Lがマッチ式のお香を引き出しから出して興味深そうに遊んでいた。危ないからと取り上げるのもかわいそうな気がして、じゃあ一緒につけてみる?と、外箱でシュッとやって、不燃性の台に置いた。置く前に炎…

銅像の撤去

電車から見える近所の公園に不思議な彫像が立っている。人間の頭部をパラパラとスライスにしたような感じ。4年前に来たときからあったと記憶している。それがどうやら撤去されたとのこと。地域のニュースサイトを見ていたら、強風でその彫像のスライスがひと…

罹患

週明け、Lに熱があり、様子を見ようかと保育園を休みにしたら、その日からけっこう熱があがりはじめる。その夜は寝苦しそうで、いっときは39.5度まで上がる。翌朝、COVID-19のテストをしてみると陽性。ああついに。。その夜、Lはけっこう熱が上がって辛そう…

はじめての橋越え

ちょっと遠出をしたいねということで、よく晴れた日曜、電車に乗って海を越えて、スウェーデンのマルメーにやってきた。いつもの電車に乗って空港を過ぎて、地下から外に出ると海の上を走っていた。前回の滞在でこの橋は渡っていないので、なんだか新鮮。人…

春の朝昼夜

朝、大学に行く途中で市場のところを通ると、ハトに話しかけている4歳くらいの男の子がいた。男の子の片手にはクロワッサン、市場のドアのすぐ外に1羽のハト。男の子はちょっとしゃがみ込むようにして、ハトに手を振っていた。昼ごはんを食べていると、マン…

朝の代替バス

朝から会議があったため、早起きしてすぐに大学へ向かう。日が長くなったとはいえこの時間はまだ真っ暗で、春の夜の匂いがすこしだけする。この匂いをかぐのも久しぶりだ…と思いながら最寄駅につくと、駅の階段が閉鎖されていて電車に乗れない。立て看板を見…

春のレコード

ここしばらくでだいぶ春っぽくなってきている。芝生には色とりどりの花が咲き、日は長くなり、風は強くて気温は低いけれど太陽は暖かい。土曜、機嫌の悪くなったLをお昼寝させようと昼食後にベビーカーで外に出ると、意外にしぶとくて少し時間がかかる。歩い…

血を盛る袋

洗面所でLを抱き上げて、重くなったなあ…(しかし実際には赤ちゃんの頃の軽さを忘れていて、そのときどきで初めて経験する重さに「重くなったなあ…」と思っている気がする)と思いつつ、自分の体重は○kgあるのだなあと考える。自分の体は自分で楽々と運用で…

ひとりになる時間帯

日本とは時差があって、仕事のメールのやりとりなどで、今日本は○○時くらいだな〜というのを感じながら生活している。夕方家に帰ってくると日本ではもう日付が変わったあとで、メールなんかもほとんど届かなくなる。Twitterのタイムラインもだいぶ静かになる…

雰囲気を買っている

こちらでは、商品を包む袋が有料化されている。4年前もそうだったけれど、その傾向はさらに強まり、デパートや専門店でも袋をくれなくなった。そして商品自体にも包装が簡略化されていて、ちょっとした小物だと箱や袋にも入らずそのままを渡されたりもする。…

早朝は私だけのもの

Lを保育園に連れていくために少し早く家を出た。いかにもここの2月らしい朝で、まだ少し夜の暗さが残る空気に冷たい月が浮かび、寒い風がびゅうびゅう吹いている。深呼吸すると、夜のあいだに沈殿した新鮮な空気の名残を感じた。その匂いを嗅いで、唐突に、…

ガラスに映ったペルソナ

だいぶ日が長くなってきて、特に夕方が明るくなったなと感じる。それで、保育園にLをお迎えに行って連れて帰るとき、電車の中でおもしろい感じに光が反射していた。通路の側を向いて座った女の人がひとり。そして私たちとその人のあいだについたてのガラスが…

流れる氷

放射冷却で冷え込んだ休日、Lをベビーカーに乗せて川の横の土手を散歩していると、橋の下に薄く氷が張っているのが見えた。砂利を拾って投げて上に乗せたりして遊んでいると、どうやらその氷が動いているらしいことに気づく。冷たい風が吹く方向に向かって、…

早朝の不通

こちらの時間では早朝から大事なお仕事があったので、早起きして大学へ。Lが生まれてから早起きができない体質になってしまって、こういうときには起きられるかどうかと気にして一晩ずっと眠りが浅くなる。良くない。さて、それで4時前に家を出て駅に行くと…

ただ目に見ることを任せる

目で見るということはそれだけ考えているということなので、けっこう疲労する。それで、そもそも疲れているときには、目にただ見るのを任せるような状況になることがある。目が何かを見てもそれを理解・解釈しないようにしている状況というか。時差ぼけとか…

違い

友人を訪ねてバルト三国のあたりに行ってきた。そこで思ったことをいくつか。まず、人の雰囲気が違う。コミュニケーションをとると優しい人たちばかりなのだけれど、歴史的な背景もあってか、初見ではロシア的なぶっきらぼうさを感じることがよくあった。そ…