よるのおわり

日々を愛でる

行ったり来たり

だいぶ前になってしまったけれど.お昼前に職場から帰ってきて,ゆったりしているとあっという間に家をでなければならない時間.スーツケースをごろごろと引っ張りながら,空港へ.KLMを使って,まるまる1日くらい.あちらの空港には夕方に着き,ほかの人び…

外が冷たい

寝苦しいような気がして,真夜中に突然目が覚める.部屋の酸素濃度が低くなっているような気がする.夕飯はたくさん食べたはずなのに,なんだかお腹が減っている.トイレに行ったりしていると,なんだか眠れなくなってしまう.ごそごそと起き出してきて,ろ…

美術館

すこし離れたところにある学食でお昼を食べたあと,荘厳な建物が立派な美術館に寄ってみた.中には入らずに,ミュージアムショップをひやかす.本をぱらぱらとめくったりしていると,けたたましいアラームが鳴り響く.職員さんが,火災報知器が鳴っているよ…

橋の白猫

荒野へ渡る橋のところに,ふさふさした毛足の長い,真っ白な猫がいた.橋の左側,芝生になっているところに,目つき悪くこちらを見上げながら.その横で昇り降り運動をしているおばさんの飼い猫かもしれない.猫を外に連れ出すなんて,なんだかおかしいな…と…

裏道

巨大なスーパーの裏口から外に出ると,すてきな道を使って家まで帰ることができる.落ち着いた静かな道で,橋を越えて,スタジアムの前を通り過ぎ,凍結した川の流れる住宅街を抜けてくる.だいぶ陽が長くなったとはいえ,この時間になると,もうだいぶ暗い…

植物園

ところどころに雪みたいなものが積もっていて、昨夜はもしかしたら局所的に雪が降ったのかもしれなかった。(そして風に吹き寄せられて、ところどころに集まったのかもしれなかった) 自分の足跡が残るのが楽しくて、まっさらなところを探して歩いた。 凍っ…

朝のイデア

ビルの建築はだいぶ進行しており、4階の窓より高くなっている。1ヶ月前にはその向こうにかろうじて荒野が見えていたけれど、今はビルが邪魔してもはや見えなくなっている。ビルのいちばん上の階で作業をしている人が、弱い朝日を受けている。あの場所からは…

すれちがい

帰り道,ぼんやりしながら歩いていると,むこうからやってきた中年くらいの女性と進路がかぶる.どっちに避ける…? とおたがいがあたふたして,手が中途半端なかっこうに振り上げられたりする.衝突は免れることができて,すれちがいざまに「sorry」だか「ta…

ビニール袋

水の中にビニール袋がふわふわ浮いているのが、けっこう好きなのだった。 最近は川が凍って、氷の下にふわふわビニール袋が固まっている。こらもまたすばらしい。

時間の感覚

数日間は,体内時計を維持するために,普段とは真逆のリズムで生活を送っていた.日付が変わったあとしばらくしてから布団に潜り込み,昼前まで眠っている.ある晩には雪が降ったりしていて,朝起きると外は一面真っ白で,昼前の明るい光に照らされて,なん…

鳥のこと

朝,開園前の植物園を通ると,芝生にカモが2羽座っていた.芝生をぶちぶち引き抜いて,食べている.近よると,ちょっと落ち着かなさそうに立ち上がって,微妙に距離をとろうとする.けっこう冷え込んでいて寒い朝だったので,なんだか悪いことをしたように思…

深夜のスプーン

飛行機のなかではなまじよく眠れてしまったために,真夜中に東京に着いてからもぜんぜん眠くない.山手線に乗って,予約しておいたゲストハウスに行き,シャワーを浴びて,日付が変わる頃に布団に潜り込む.しかし眠れない.飛行機のなかでよく眠れてしまっ…

透明なカエル

河口に近い沼地のようなところでフィールドワークをしていた.海水に住む透明なカエルを2匹,誤って河に放してしまい,これはいけない…!と思って手に持っていたノギス状の道具であわてて叩き殺す (生物多様性の撹乱を恐れている).1匹はおそらく仕留めたけ…

タリン・ヘルシンキ2日目

昨夜の残りのブラッドソーセージ,スーパーでいっしょに買ったドライフルーツとナッツがぎっしり詰まったパン,持ってきたコーヒーを朝食にして,ゆったりした後,9時頃にまた旧市街へ繰り出す.2日目ともなるとこの中世のきれいな街並みにも慣れてきて,な…

ここ数日あたたかい気候がつづいていて,朝,家を出るときに変な感じがする.寒さを覚悟してドアを開けたのに,ゆるんだ空気が満ちていて,拍子抜けするような感じ.日中はコートを着なくても,建物と建物のあいだを移動できるくらいになり,そのまま温室に…

海に出る

荒野を走る.小高い丘のかげが池になっていて,渡り鳥がぎゃあぎゃあと喧嘩していた.水が飛び跳ねてけっこう迫力がある.その先の湿地では,すねくらいの高さの草のなかに首の長い鳥の一群がおり,20羽くらいが首だけ出して同じ方向を眺めていた.そして今…

川面の光

午前中は,明るい雲の合間から,ちょっと太陽がのぞいたりしていた.そんななか,荒野を走る.川面が凍って,複雑に光を反射してちらちらしているように見えたのだけれど,近づいてみるとそうではなく,ぼこぼこした雲のすきまからのぞく太陽を映して,まだ…

アイスクリーム・バン

家でお仕事をしていると,チリンチリンという音が下から聞こえる.なんだろうと思って窓から見おろすと,カラフルなバンが走っている.Hjem-isと書いてあって,あ,これは…と直感的に気づき,インターネットで検索するとやはり当たり.鍵とお財布を持って急…

タリン1日目

朝早起きして,7時半のフェリーに乗るために港に急ぐ.30分前にはゲートが閉まるらしく,ホテルから港までは20分くらい.ホテルの朝食は6時半から.朝食がおいしいらしいのだけれど,泣く泣く諦めて,その代わりに果物とスムージーだけもらい,街中のコンビ…

明け方の川面には夜が映っている

すこし早めに布団に入り,すこし早めに目が覚めた.夢のなかでは,長い距離を歩いて古道を移動し,子供の頃住んでいた家の裏に生えていた竹やぶが相変わらず生えていることを確認したりしていた (原生林のようになっていた).静かな朝で,風がやんでいるため…

サバチャーハン

スーパーで,真空パックに入った魚が安くなっているのをみつけて,どうせ字は読めないからなあ…と開き直って,よく考えずにとりあえず買い物かごに放り込んだ.家に帰ってよく見ると,サバの特徴的な模様が見える.袋からは燻製の匂いがする.サバの燻製らし…

強風

朝から風が強く,寒い一日だった.行きの自転車は追い風ですいすいと楽に進み,しかしこれは帰りが大変だな…と考えた.夕方から雨が降るらしいので,早めに帰宅する.案の定,帰りはもろに向い風を受けて,場所によっては歩く早さと変わらない.道路を走って…

ヘルシンキのサウナ

ヘルシンキに滞在している友人とともに,モダンなサウナに行く. 中心部から外れた海辺にあり,最寄りのトラムの停留所からさらに歩いて10分くらい.ちょうどよく雪なんかも降ってきて,寒くなってくる.絶好のサウナ日和ではないか…中に入るとおしゃれなレ…

ヘルシンキ1日目

年末,朝早く家を出て空港に移動した.電車のなかでチーズをのせたパンを一切れ,空港ではチェックインの後に,チーズとハムをのせた黒パンのサンドイッチとリンゴを食べた.空港ではどのお店もまだ開いていない.向かう先はヘルシンキ.1時間半のフライトで…

冷たい手

海までたどり着かないかなと思って,今日も走ってみたけれど,行けども行けども荒野がつづく.荒野に広がっているのは要するに湿地なのだけれど,先週末や今日みたいに寒い日は地面が凍って,長靴を履いてなくても,ある程度荒野のなかに分け入っていける.…

最近の夢

なにかよくない現場を目撃して,物腰の柔らかい殺し屋に口止めされる.その殺し屋と一緒に,ごはんをにこやかに食べている.カニの甲羅をあけると,Rが悲しんで家出してしまう.カニは二度とあけないとひとり誓う.ホテルの1階には図書室があり,3階の客室ま…

お掃除

街中の家から廃墟を見下ろす家に来て、(猫を撫でることの次に)最初にしたことは、掃除だった。朝の飛行機で帰省する同居人を見送った後、よいしょと腰をあげ、ゴミを捨て、台所や洗面所の水回りを磨き、テーブルを拭いてほこりを落とした。そうして物置か…

白鳥の家

荒野の先には海があるはずなのだけれど,走っても走っても行き着かない.長い直線の道の先には曲がり角があり,そこ曲がり角の先も林や丘の向うに消えていく.けれど後ほどGoogleマップで調べてみると,あともうちょっとうねうねした道を走ると,終着点に行…

2017年のこと

2017年はいろいろ変化がありすぎて,2016年に自分が何を思っていたかも思い出せなかった.(こんなことを書いていたようだった)年度末まではあっという間に過ぎ去った.北欧でのワークショップ,ムーアの先の研究所での測定,東京での缶詰生活,弾丸フィール…

花火

荒野の先のほうで花火が上がりはじめて,それは最初3ヶ所くらいだったのだけれど,だんだん増えていって,6ヶ所,9ヶ所,と止まるところを知らない.もしかして,と思って家の反対側の窓からも外を見ると,こちらでもやはり花火があがっている.こちら側は11…